意外な落とし穴があったようです。
どのようなことが問題だったのか、考えてみました。
半透膜、すなわち溶媒(小さな分子)だけを透す膜で隔てられた2室に濃度の異なる2つの溶液があると、濃度の低い(溶質分子の密度が相対的に低い)溶液から濃度の高い(溶質分子の密度が相対的に高い)溶液に移動する溶媒分子の数は逆向きのものより多くなる。これは、溶液中に存在する溶質分子が溶媒分子の移動を阻害するためである。結果として、溶媒は濃度の高い溶液のほうへ移動し、ある平衡位置に達する。
生物においては、細胞膜は半透膜である。細胞内の溶液と浸透圧が等しい食塩水を生理食塩水と呼び、ヒトの場合その重量パーセント濃度は約 0.9% である。また生理食塩水にカリウムなどを入れ人間の体液に近づけた液をリンゲル液と呼ぶ。
水道水などで目を洗う際にしみて痛くなるのは、この浸透圧の作用による。濃度が0の真水や水道水に比べて眼球の細胞内の溶液の濃度が高いため、外側の水分子が細胞内へ移動して細胞が膨張し、その時に痛みを伴う。そのため目薬などの点眼薬は、浸透圧を生理食塩水に合わせ、目にしみないように作られている。
自然界の生物においては、淡水は細胞内より浸透圧が低く、海水は浸透圧が高いので、それぞれに浸透圧調節が必要となる。動物においては排出器の役割の一つである。
その他
浸透圧は溶液の持つ属性であり、語の使用に際して注意する必要がある。たとえば「細胞内部の溶液の浸透圧」という用法は妥当だが、「細胞の浸透圧」という記述は意味するところが不明瞭であり誤解を招くおそれがある。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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